介護の現場でも推進されるフットケアの詳細

介護の現場で注目され始めているのがフットケアです。すべての介護施設が導入しているわけではありませんが、生活の質向上につながるケアとして認識されつつあり、導入する施設が増えています。
フットケアの基本は足を綺麗に洗浄し、皮膚の角質化や水虫などを防ぐことにあります。
入浴するだけでは汗や皮脂、雑菌などの汚れをしっかりと落とすことが難しいので、フットケアが必要になってくるのです。高齢者の足を洗ってあげれば、足の色や血液循環なども確認できるでしょう。

足が冷たいと感じるようであれば、フットバスで温めてあげるなどの対策が必要です。
厚手の靴下を使用する、圧迫感のある靴を避けるなども冷え防止のために役立ちますが、防止だけでは十分な温活はできません。
フットバスで足先をしっかりと温めて、温かい血液を全身に循環させることが大切です。高齢者は温度に鈍感になっているケースがあるので、お湯の温度は38度程度に抑えるのがポイントです。

足浴をするときは、石鹸で足を洗ってあげると、雑菌繁殖やかゆみなどを予防できます。汚れた部位は自然治癒力が低下するので、肌トラブルが起こりやすくなるのです。
高齢者は若者よりも自然治癒力が低いため、特に清潔にする必要があります。現場が忙しいと毎日フットケアをするのは難しいかもしれませんが、理想は毎日行うことです。
足を清潔にしておけば感染症を予防できますし、足の蒸れによるニオイを軽減できるなど、エチケット面でもメリットがあります。
介護の現場で働く上でフットケアのスキルも身につけたいなら、高齢者にこそ適切なフットケアをからも情報を収集できます。