足の健康が高齢者に重要な理由

高齢者が健康でいるためには、足が重要です。足の健康を保つことで、転倒リスクを未然に防ぐことができます。
年齢を重ねると、足の内側の筋肉が徐々に弱くなり、次第に歩くのが億劫になってきてしまいます。
座っている時間が長くなり、ますます足が衰えると、ほんの少しの段差でも躓くようになり、家の中でも転倒しやすくなります。

転倒したときに、万が一骨折した場合には、長期間の安静を必要とし、ますます足の筋肉を衰えさせ、寝たきりの原因になる可能性があります。
そのため、高齢者にとって足の健康は重要になるのです。高齢者が転倒しないように、手すりを取り付けたり、段差にスロープを設置するなどして転倒を予防するようにしましょう。
特に、カーペットと床の僅かな段差に躓いて転んでしまうというケースも少なくありません。カーペットは、床にぴったりと合うようにして、段差ができないように工夫するようにしましょう。

そして、転倒リスクが高くなると認知症の原因にもなるため、日頃から高齢者の足の健康を保つことが必要です。
その理由は、骨折などで動けなくなってしまい寝たきりになると、筋肉だけではなく脳機能の低下にも影響を及ぼす可能性があるためです。
また、入院することによって生活環境が変わってしまい、アルツハイマー型認知症の原因になったりもします。
高齢者の足の健康を保つためには、日頃から歩行するように促したり、定期的に筋トレを取り入れたレクリエーションなどを行うことが必要です。